四代目のこんにゃく話
2022.03.02
第四十八話 こんにゃくと慣用句2
今回もこんにゃくが含まれる慣用句についてご紹介します!
「蒟蒻で石垣を築く」という慣用句をご存知でしょうか?
この慣用句は言葉の通り、到底できることではない、実現不可能なことのたとえの際に用いられます。
こんにゃくが硬くなくふにゃふにゃであることや、そのこんにゃくを使って石垣を築くなんて無理に決まっている
ということが周知の事実であったことがよくわかります。
またそれほどこんにゃくが昔から(石垣を築く時代から)馴染み深いものだったということも推測できます。
類句として「竿竹(さおだけ)で星を打つ」という慣用句があります。
「蒟蒻で石垣を築く」と同じように、実現不可能なことをしようとする愚かさのたとえです。
また思うところに手が届かないもどかしさのたとえとしても用いられています。
竿竹では天の星は打ち落とすことができません。
ましてや現代では竿竹そのものを見かけなくなってきているため、
より実現不可能だと言う風に考えることができそうですね。
前回に引き続きこんにゃくが含まれる慣用句について紹介しました!
みなさんはいくつ知っていましたか?
蒟蒻で石垣を築く
https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2020.php
竿竹(さおだけ)で星を打つ