四代目のこんにゃく話
2021.10.29
第四十話 こんにゃくを使った郷土料理【関西編】 奈良和え/奈良 その2
第四十話 こんにゃくを使った郷土料理【関西編】 奈良和え/奈良 その2
今回も、奈良のこんにゃくを使った郷土料理を紹介します。
調べてみると「奈良和え」というのが出てきました。
奈良和えとは、奈良の特産品である奈良漬けを使用した郷土料理のようです。
その由来を詳しく調べてみました。
奈良和えは急な仏寺のもてなし料理として、手近な材料と奈良漬けを和えたのが始まりとされています。
保存しておいた乾物とにんじん、こんにゃく、うす揚げなどに下味をつけ、奈良漬けと和えた奈良和えは、今では日常的に家庭で楽しまれています。
特産品である奈良漬けは、平安時代の書物にも「かすづけうり」「かすなす」という言葉が出て来るように歴史ある食べ物です。
江戸時代の初めに、奈良の漢方医がしろうりを酒かすにつけてお寺の門のそばで売り出したのが始まりと言われているそうです。
その後、幕府への献上や奈良を訪れた人によって普及し、野菜・果実類のかす漬けを「奈良漬け」と呼ぶようになったそうです。
現在も家庭でよくつくられ、親から子へと継承されている奈良和え。
学校でも給食として提供されていて、奈良漬が苦手な子供にも人気の料理の一つのようです。
奈良和え
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/naraae_nara.html
奈良県郷土料理
http://www.pref.nara.jp/secure/118270/narabonnti.pdf
出典:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/naraae_nara.html