四代目のこんにゃく話

2021.09.24

第三十三話 日本最初の紙幣にこんにゃくが使われていた!?

第三十三話 日本最初の紙幣にこんにゃくが使われていた!?
 
三十二話のことから、こんにゃくとお金の関係について気になったのでもう少し調べてみました。
すると日本最初の日本銀行券「大黒札」には、こんにゃく粉が混ざっていたことが分かりました。
紙質強化を目的として混ぜられていましたが、それが理由でねずみや虫に食べられてしまう被害が多発したそうです。
これは私の推測ですが、資源と技術のない当時の日本ではこんにゃく粉のノリの性質をうまく利用したかったのではないかと思います。
 
大黒札(1885年<明治18年>発行)は商売や農業の神様とされる大黒天の座像が描かれており、旧一円券、旧五円券、旧十円券、旧百円券の4種類が発行されていましたまた、旧一円券は1円として現在でも使えるそうです。ちなみに、某オークションサイトでの旧一円券の現在の価値は3万円以上のようです。
 
「どうだ明るくなっただろう」と成金の風刺画としてよく知られているときのお札は百円札でした。もしかすると、この大黒札だったかもしれません。
 
 

参考
日本銀行より  https://www.boj.or.jp/announcements/education/arekore1.htm/
国立印刷局より  https://www.npb.go.jp/ja/intro/ostu_history.html
MoneyMotto!より https://news.hoken-mammoth.jp/newlyrich/