四代目のこんにゃく話

2021.11.15

第四十三話 こんにゃくを使った郷土料理【関西編】 かきまでご飯 /和歌山

第四十三話 こんにゃくを使った郷土料理【関西編】 かきまでご飯 /和歌山

今回は和歌山県のこんにゃくを使った郷土料理を紹介します。
調べてみると「かきまでご飯」というものがでてきました。
これは、特に和歌山県の日高地方(紀中)で昔から食べられてきた郷土料理だそうです。

詳しく調べてみると、かきまでご飯はお祝い事や法事、ひな節句、お祭りなど人が集まる行事の際に振る舞われてきた料理でした。
かきまでご飯は、焼いたサバの骨から取っただしを使い、季節の野菜やこんにゃく、焼きサバの身などを炊いて、ご飯に混ぜ合わせて作られています。
「かきまぜ」がなまって、「かきまでご飯」と呼ぶようになったそうです。
ちらし寿司とは異なり、温暖な気候を生かして栽培する農作物や紀伊水道で漁獲される新鮮なサバを使った、やさしい味わいのまぜごはんです。
 
近年では見られなくなったこのかきまでご飯を若い世代にも伝承したいという想いから、印南町(いなみちょう)内の女性たちが様々な普及に努められています。
その一環として、レトルトパックの「かきまでご飯の素」が商品化され販売されています。
ごはんに混ぜるだけで出来上がるため「手軽に食べられる」と若い世代に好評を得ているそうです。

ご家庭で和歌山県の郷土料理を気軽に楽しむことができそうですね!

 

参考

うちの郷土料理
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kakimade_gohan_wakayama.html

全国郷土紙連合
http://kyodoshi.com/article/2137

産経新聞
https://www.sankei.com/article/20180612-QDCAVVLGANNNRJYJ77OP2WX4YI/
 
出典:農林水産省Webサイト
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/kakimade_gohan_wakayama.html