四代目のこんにゃく話

2020.06.08

第十九話 こんにゃくが良い理由その2 カルシウム

こんにゃくが良い理由その2 カルシウム

カルシウムは高齢者の骨粗しょう症の予防や子供の成長に不可欠な栄養素です。その他にはカルシウムの欠乏により高血圧、動脈硬化などを招くことがあります。
厚生労働省が出している「国民健康・栄養調査(平成30年)」と「日本人の食事摂取基準(2020年)」の調べによると、日本人のほぼ全ての年代においてカルシウムの摂取が不足していることが明かになっています。

30代の男女の摂取量と推奨量を以下に参考として載せます。

平均摂取量(1人1日あたり平均値)
30代男性:438mg 30代女性:441mg

食事摂取基準の推奨量(1人1日あたり平均値)
30代男性:738mg 30代女性:660mg

こんにゃく製造時に使われる凝固剤(水酸化カルシウム)からカルシウムを摂取することができます。
板こんにゃく1枚(250g)で108mg、しらたき1袋(200g)で150mgのカルシウムが含まれています。
こんにゃくのカルシウムは胃酸に溶けて吸収されやすく、カロリーを増やさずにカルシウムを補給するにはこんにゃくが最適です。