四代目のこんにゃく話

2020.04.02

第二話 こんにゃくの賞味期限について

なぜ、こんにゃくの賞味期限が他の食材と違って長いのか?
こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

まず賞味期限とは「品質が変わらず美味しく食べていただける期間」を指し、この品質が変わらない状況=食材が傷み腐らない環境づくりが大切となってきます。

食材が傷み腐るという現象は菌が繁殖する事で生じます。菌は空気に触れると増殖を繰り返すため、空気に触れない繁殖できない環境をつくる事が重要です。
こんにゃくは、外装や容器等で空気に触れない密閉包装を主とし、なおかつ高温で炊き上げ殺菌処理を行っています。
また、腐敗やいわゆる食中毒のもとになる菌やカビは、中性から酸性になると繁殖しやすくなると言われています。
一方、こんにゃくはアルカリ性が強く菌やカビが繁殖しにくいという事も、賞味期限が長くなる理由です。

中尾ではこの賞味期限を設定するにあたり、また安心できるこんにゃくをご提供するため、下記のような検査をしています。
・製造時の商品抜き取り検査
・製造翌日の出荷判定検査
・賞味期限切れ後の検査
・微生物(一般生菌群・大腸菌)検査
・放射能検査
・その他必要に応じ臨時検査

以上のように、こんにゃくは賞味期限が長くて安心です。
ストック食材として常備しておくと、いろいろな料理に使えるのでとても便利です。ぜひ、スーパーなどで見かけられたらお買い求めください。