四代目のこんにゃく話

2021.11.15

第四十二話 こんにゃくを使った郷土料理【関西編】 田楽/奈良 その4

第四十二話 こんにゃくを使った郷土料理【関西編】 田楽/奈良 その4

今回も、奈良のこんにゃくを使った郷土料理について紹介します。

調べてみると「田楽」が出てきました。田楽とは、様々な食材を串に刺して焼き、味噌を塗りつけた食べ物です。砂糖やみりんを配合し柚子や木の芽などで香りをつけた味噌を使っているところが特徴です。

田楽の由来を調べてみたところ、「田楽舞い」という伝統芸能と関係がありました。
平安時代中期ごろから、農村では、田楽舞いという田植えの時期などに太鼓の音に合わせて田んぼで踊る風習があったそうです。
白い袴に色付きの上着を着て一本棒に乗って踊る、その姿が白い豆腐の上に味噌をのせて串で焼いた豆腐料理と似ていたため、「味噌田楽」や「田楽」などと呼ぶようになったといわれています。

冨岡典さんの『大和の食文化 日本の食のルーツをたずねて』では、室町時代に田楽が発祥したそうです。
それによると、田楽は串に刺した里芋、こんにゃく、茄子など、四季折々の野菜に味噌を塗り、農家の囲炉裏で焼いた料理だそうです。
また、大晦日には豆腐の田楽「おおつごもり田楽(通称)」を食べられているとのことでした。
田楽焼きや味噌田楽とも呼ばれているこの料理は、全国各地の豆腐や味噌が使われ、それぞれの地域で郷土料理として家庭でも楽しまれています。
 
 
参考

日本の郷土料理一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%83%B7%E5%9C%9F%E6%96%99%E7%90%86%E4%B8%80%E8%A6%A7

田楽(伝統芸能)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%A5%BD